超小型ARMマイコン基板 Mary を使う!
CB基板でNOKIA LCD5110を駆動


PICで使用していた超省エネ消費電力NOKIA5110LCD(中央)や、NOKIA3310LCD(右)をMary(左)で駆動してみました。文字表示やドットグラフィック表示機能等全てのドライバ機能が簡単にC言語で移植できました。LPC1114/301のフラッシュメモリーの消費量は7.61KBで、23.8%の消費です。

まだ、センサードライバが無いので、データは固定数値です。プロット用の仮データを作って表示実験をするつもりです。

注)NOKIA5110LCDとNOKIA3310LCDはピン配列が異なります。また、NOKIA3310LCDは、コントロールICがノイズに無防備なのでデジカメでフラッシュを発光しただけで表示が停止しますが、写真の様にアルミ箔で覆うだけで特にシールドしなくてもかなり対ノイズに強くなります。

 
 
 
NOKIA3310LCDをMary CB基板に組込んで、Mary MBに合体と合体!
 
自作のMary用RTCのみの基板を使って、2個のMaryで通信してRTCの時刻をNOKIA3310LCDに表示してみました。
しかし、このRTCユニットのICは本当に狂わない。PIC24FJ64GA004に内蔵のRTC機能を、わざわざRTC専用の外部発信クリスタルまで付けて動作させたが、月差数分にもなってしまう。ところがMaryに搭載されているRTC用IC(RX-8564)は、月差+-2秒以内にちゃんと収まっている。温度補償等の補正がしっかりしているのだろうか?なかなかの優れものだ。

プロジェクトファイルを下記にリンクしておきます。
今回はMB&LCD_CB用と、MB&RTC_CB用のプログラムを、未熟もの故に、1種類にまとめる事が出来ませんでした。個別にインストールして下さい。

PROG100_RTC_NOKIA3310.zip (MB&LCD_CB専用:写真右)

PROG101_RTC.zip (MB&RTC_CB専用:写真左)

この2つのソースプログラムは、
自作のLCD_CB、RTC_CBにのみ対応しています。OB基板やGB基板には対応していません。GPS表示にも対応していません。

このソースプログラムは、CQ出版社の「トランジスタ技術増刊2011年4月号、2枚入り!組み合わせ自在!超小型ARMマイコン基板」の著者である 圓山 宗智 氏のソースプログラム「PROG10_GPS_RTC」を元に、NOKIA LCD用ドライバ(LCD8448_Driver.h、LCD8448_Driver.c)と、簡易delay関数(delay10uslpc1114.h、delay10uslpc1114.c)のソースを追加し、main.cを変更してプログラミングしています。

LCDは、OLEDと比較して高速の書換には応答性が悪いのでちらつきが目立ちます。そこで、一回前のRTCからの秒の値を記憶しておき、前回と異なる場合のみLCDに再表示する様にしました。

なお、このソースプログラムは、
Windows XP Pro v2002 SP3上で、
現時点において最新で無償の、
LPCXpresso v3.6.3 [Build 317] [08/04/2011]
にてコンパイルしています。

[用意するもの]
付属基盤(MB):2枚(CN1〜CN4を取り付け済みのもの)
LCD_CB基板(CBにて自作):1枚  
RTC_CB基板(CBにて自作):1枚(コイン電池CR1220取り付け済みのもの)
 ->超小型ARMマイコン基板 Mary を使う!CB基板で組むRTC回路参照。
アレイ接続ケーブル:1本
使用するプロジェクト:PROG100_RTC_NOKIA3310.zip(MB&LCD_CB専用)、PROG101_RTC.zip(MB&RTC_CB専用)
です。

(Jun. the 27th 2011)


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