Mary とは、CQ出版社のトランジスタ技術2011年4月増刊号「2枚入り!組み合わせ自由!超小型ARMマイコン基板」圓山 宗智 氏 著 に付録のMCU基板と、(株)マルツ電波が協賛して同時発表した専用の拡張基板の総称です。 このMaryのMCUは、32ビット ARMアーキテクチャの Cortex-M0 をコアに持ったNXPセミコンダクターズ社のLPC1114です。 Maryの最大の特徴は、その裏面の上下左右に配置された4個のアレイ間接続用コネクタです。このコネクタを介して、上下左右に同じMB(MCU Board)基板を専用ケーブルで連続的に接続して相互に通信する事によって、マルチMCUシステムを簡単に組む事が出来るのです。MARY(メアリー)はMCU Arrayの略なのです。 また、MB基板の上部にコネクターを介して同一の面積の OB(カラー128×128 OLED Board)、 LB(8×8カラーLEDマトリクス Board)、 UB(アナログ入出力用User Interface Board)、 GB(GPS & RTC Board)、 XB(XBee搭載可能 microSDカードインターフェース Board)、 PB(ACアダプタ Power Board) の6種類の拡張基板と、CBと呼ばれる自作用ユニバーサル基板が(株)マルツ電波より同時販売されており、これらを組合わせて複数使用すれば、多彩な表現や機能を分散しながら実現する事が出来てしまうのです。 |
右上からOB、LB、UB、PB、MB、XBです。上記写真にはGB基板は写っていません。 |
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トランジスタ技術増刊号2011年4月 P.60 図 I からリアルタイムクロック(RTC)部分とバッテリーバックアップ部分、付属基板(MB)接続用コネクタ部分を忠実に再現して製作しています。 |
うーん、造りが雑だなぁ。RTCのピン上部はケースに入れる時に邪魔なので後で切取りました。ま、始めから基板に直付けでも良かったのですが、プロトタイプ(?)と言う事で・・ |
見事にMB基板連結プレーでOLEDにRTCの情報が表示されました。USBからの電源を切っても、RTCのクロックはバッテリーバックアップに切換えられて継続して時刻をカウントしていて、再度OB基板を繋いで電源を供給すれと正しい時刻が表示されました。当たり前か!でも、感激です。 |
プロジェクトファイルを下記にリンクしておきます。 PROG101_RTC.zip (MB&RTC_CB専用:写真左) |
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