EAGLE 6(プリント基板設計ソフト Ver.6)入門 (自己流の備忘録) その5


 ここまでは、これからの作業をするためのほんの準備でしかありません。というのは、元ファイルの7SEG-LEDは1桁用ですから接続端子の数が10端子です。今回は4桁用なので接続端子の数が12端子ですからプリント基板に必要なパッドの数も足りませんし、それぞれの端子の持つ内部配線も異なっています。

 このピンとパッドの関係を結びつけているのがデバイスファイルなのです。まず、デバイスファイルの設定を断ち切らないと、新規パッドを追加するときに混乱をきたすので、クリアしてしまいます。

 デバイスファイルのLA-401*Dを開いて、右の中程にLA-401 レ点が表示されています。ここを開くと、どのピンがどのパッドに関連付けられているのかがわかります。このウィンドウは閉じて下さい。ここでは関連が消せません。新規パッドも追加されていません。

1. 先ほどのデバイスファイルのLA-401*Dを開いて、右の中程にLA-401 レ点が表示されています。ここを右クリックしてDeleteを選んでYesで実行して下さい。すると、デバイスファイルの画面からパッケージの表示が消えて、パッケージとシンボルとの関連が切れます。これで自由にパッケージとシンボルが編集できるように成りました。

でも、まだまだ様々な試練があります。そう簡単には自動配線をさせてくれません。

OSL40562-IG
 上記がダイナミック表示用の4桁緑色アノードコモン表示器 OSL40562-IGのデーターシートの一部です。
このデーターからEAGLE上で必要な回路図(シンボルファイル)と、この部品のプリント基板上に必要なパッドパターンや部品の基板上の占有領域(パッケージファイル)を定義して、その二つのデーターから回路図(シンボルファイル)上の端子と、プリント基板上のパッドの結びつき(パッケージファイル)を、デバイスファイルで結合します。
そこまでやって初めて、プリント基板を設計するときに使用可能な、一つの部品のライブラリーデータファイルが完成します。

 順番はどちらから制作してもいいのですが、とりあえず、ライブラリー用の回路図(シンボルファイル)から作ってみましょう。 (May. the 26th 2012)
panel
 
sym
 
pak

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