PICで卓上4桁7SEG-LED表示で気圧、気温、湿度計 by 16F1938

以前に、アナログ温度センサー LM35A とアナログ湿度センサー HSM-20G を使用して、卓上3桁の7SEG-LEDでの気温、湿度計を交互に表示する表示器を紹介しました。この時はまだ、アセンブラーにてPIC16F873Aのプログラミングを行っていました。

7SEG-LEDを使用した目的は、昼でも夜でも、何処からでも「パッと見て判る表示」をしたかったのです。

今でも、机の上で表示を続けてくれています。

今回はこれを、気圧も表示させる為に「4桁の7SEG-LED」を使い、表示精度も今一歩向上させる為、気圧 & 気温センサーに AE-SCP1000-D01を使い、湿度センサーに SHT-11を使う事にします。

また、今回はPIC16F1938を使って HI-TECH C the PIC10/12/16 v9.81(Lite) にてプログラミングして駆動しようと思います。

例によっていつになる事やら。
(Mar. the 1st 2011)

 

・・と考えているうちに、PIC16F886の代わりに、PIC16F1938を使用した、気圧、気温、湿度をグラフィック表示可能な Air3-16GSが出来てしまった。

PIC16F1938は、ハードウエア的にPIC16F886とアッパーピンコパチブル(上位互換)なので、今まで特集して実験して来たPIC16F886 & PIC18LF2550 共用の実験基板に、そのまま差しPICを替えて使う事が出来てしまうのです。

これで、この基板は、PIC16F886 & PIC18LF2550 & PIC16F1938 の3種共用基板となった。

また、PIC16F1938は、ソフトウエア的にはLAT命令が使えるので、PIC18LF2550用のソースリストをそのまま流用した。

全ソースリスト中で変更したのは、MCU毎に固有な部分を記述しているの device.c の中身だけですんでしまった。これが、機能別にファイルを分けて記述しているプログラム方式の最大の強みだ!

アルゴリズムさえ合っていれば、device.c の中のCONFIG部分と、各種特殊レジスタの設定を使用するMCUに合わせて記述を修正してしまえば、他のファイルは何も変更する事無くそのまま流用できてしまうのだ。

そんな事は当たり前と云えば、当たり前な事なのだが、意識して「ソースプログラムを、機能毎に別のファイルにして分離して記述する」癖をつけておかないと、別の会社のMCUはもちろん、同じ会社のMCU間でさえ、プログラムを流用したり、移植する事は大変な作業になってしまうからだ。

たくさんのコメントをこれでもかと付けておいても、自分が作ったソースリストでさえ、後から見ると何が何だか判らない場合事もある。

いずれにしても、このPIC16F886の代わりに、PIC16F1938を使用した、気圧、気温、湿度をグラフィック表示可能な Air3-16GS件につては、別の特集で紹介いたします。(Mar. the 4th 2011)


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