NOKIA 3310 LCD 84×48 ピクセル モノクログラフィックディスプレーは、3.3Vで動作可能であり、消費電力も非常に少なく、比較的簡単にPICで表示する事が可能なので大変重宝しています。

ただ、信号接続用のコネクタが特殊で、直に半田付けで配線する場合には、あらかじめコネクター部分をエポキシ系接着剤で固定してから配線をしないと、コネクターが簡単意剥がれてしまうという欠点があります。

そして、最大の欠点は、デジカメ等のフラッシュの発光時に、その電磁ノイズで表示がまっさらになって止まってしまう事です。表示内容をデジカメのフラッシュを発光させて取る事が出来ないのです。（下記左側の写真）

表示を復旧させる為には、LCDの表示用コントローラーICチップだけが動作を停止しているので、PICをリセットしても駄目です。PICは正常に働き続けているからです。こうなると電源を切る意外に方法がありません。

外来ノイズで表示がデッドロックする毎に、電源を切らなくては成らない様では、ちょっと使い物に成りません。

NOKIAの携帯本体には、アルミ製のホルダーで装着されていた物なので、そのシールド役も果たしていたホルダー無しで単体で購入した場合は、内蔵しているコントローラーICチップが外来ノイズに大変弱いのです。（下記左側の写真の上部の細長い帯がコントローラーICチップ）

これを防ぐには、アルミホイルの泊を両面テープでLCDの表側に貼付けて、先ほどのICチップを覆ってやるだけで相当効果があります。(右側写真の上部）
特に、このアルミ泊の部分をGND等に接続する必用はありません。これで安心して使う事が出来ます。是非、お試し下さい。
（Feb. the 23th 2011）