今までのPIC24FJ64GA002 28ピン のAir3-24GS と異なるのは、使用できるI/O端子が多い事です。それ以外は完全にアッパーコンパチブルであり、電気的な特性等は消費電流も含めて、同じ外部I/O点数で使用すれば、全く同じです。
従って、同一名称のピンに、同一のI/Oを割り振れば、Linkes Script ファイルを除く全てのソフトウエアがそのまま使用できますが、今回はI/Oの一部を追加、変更しています。
1.デバッグ用のLED1(1個)をRA8に追加した。
2.押しボタンを4個とし、ICSPコネクタと端子を共用していた押しボタン2個を、共用を止めて新たにPSWGrnをRC8、PSWGryをRC9に配置した。
さらに新機能として、
3.SDメモリーカードソケットを追加した。それぞれのI/O端子は、
RC0:SCK PIC -> SDCard SD:5pin CLK/SCLK
RC1:SDO PIC -> SDCard SD:2pin CMD/DI
RC2:CS PIC -> SDCard SD:1pin CD/DAT3
RC3:SDI PIC <- SDCard SD:7pin DAT0
RC4:WE PIC <- SDCard SD:10pin WP
RC5:CD PIC <- SDCard SD:11pin CDI#
上記ハード構成と、端子割り付けによって、
1.FAT16ファイルシステムを使用しないでSDカードへの512バイトブロックリードライト実験に成功。今後はFAT16ファイルシステム用APIを使ったアクセス実験を行う。
2.SDカードメモリーへのI/Oを含まない従来のAir3-24GSの稼働実験に成功した。
押しボタン関係の割り付けの変更だけで、今までの全ての財産がそのまま使えるのはとても便利です。
現在、FAT16ファイルシステム用APIを使用したSDカードへのアクセスプログラムを移植中です。
(Dec. the 24th 2010) |