PICで気圧計 by PIC 16F886(AE-SCP1000-D01)


ついにその21で、元の参考回路を少し変更して念願の気圧センサーユニット(AE-SCP1000-D01)が18LF2550で稼働いたしました。

でも、なぜわざわざ国内の通販では手に入らない18LF2550を使用しなくてはならないのか?
という疑問が湧いてしまいます。

元はと言えば、参考にした回路図が18F2550を使用してあり、SCP1000-D01に合わせて3.3Vの電源系で全てが駆動できる様に設計されていた為ですが・・・
残念な事に18F2550は5.0Vで無いと動作できないタイプである事が調べて行くうちに判明したのでした。

急遽調べた結果、2.0Vから動作可能な18LF2550を海外からMicoroChipDirectを使って直接通販購入をするはめになった訳です。
ただそれだけの理由です。しかも、18F2550で売りのUSB機能を使っていないのです・・・

だったらば、国内で入手可能な、他のPICで代用できないかとう事になります。18F2550のUSB機能を全く使用していないのですから、えーと、殆どピンコパチブルの、パッケージサイズが同じで、ピン数が同じで、2.0Vから駆動できて、安いのは・・PIC16F886-I/SP(@190円:秋月電子通商調べ)でいいんじゃない?

ハード回路も、ほとんどこのままで、PICだけ差し替えて出来そうだし・・ だめかなぁ?



パレットソフトさんのプログラムをもう一度お借りして、ソフトウエアだけを16F886に合わせて変更して、また挑戦です!

はい!ちゃんと動いてしまいました。
やったぁー!

と云われても写真の何処が違うのか解りませんよね!
よーーく見ると、PICの型番が変わっているんだけど・・・

いずれにしても、もうこれで海外からわざわざ18LF2550を調達しなくても、@190円の16F886でちゃんと動くようになりました。

ハードウエアも元の秋月さんの参考回路図を少し修正するだけで良いのです。
私の様なオッチョコチョイさんが、秋月の参考回路の部品を集めてしまって、動かなくって困っているならば、ぜひ、16F886を1個190円で購入してやってみて下さい。

ソフトウエアは、その21で公開している、パレットソフトさんのソフトウエアに私が変更を加えたdevice.cをさらに16F886用に書き直して使用しています。
また、LCDコントロール部分は、後閑哲也氏の
「改訂版 電子工作のための PIC18F 本格活用ガイド 後閑哲也 氏著 技術評論社」

のLCD用参考プログラムを、HI-TECH C (Liteモード)用に私が変更したものを使用しています。

16F886pressLCD.zip

上記ファイルをダウンロードし、MPLAB v8.50 上でその全てを含む16F886用のプロジェクトファイルを作成して、PICC(HI-TECH C) PIC10/12/16 MCUs (Lite Mode:無償) V9.70 にてコンパイルし、出来上がったHexファイルを、秋月電子通商のAKI-PICプログラマー Ver.4や、AKI-PIC2プログラマボード(PICkit2互換)等でPIC 16F886へ書込んで下さい。

※ご注意 本プロジェクトは HI-TECH C for the PIC10/12/16 v9.81 以前のバージョンにて作成されています。 HI-TECH C for the PIC10/12/16 v9.81 以降のバージョンでそのままコンパイルすると、コンパイルエラーが発生いたします。これを解消するには、下記をご参照下さい。

HI-TECH C for the PIC10/12/16 v9.81リリースとその注意点!
http://ohta.no-ip.com/Pages/templan/index60.html
(Mar. the 1st 2011)
 
また、ハードウエアを下図の様に変更するだけで、ソフトウエアを変更しないで XPort-03R を使ってLANに繋げて、LAN上のパソコン側のTelnetでデータを受信する事が出来きてしまいます。(May. the 16th 2010)

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