PICで気圧計 by 18LF2550 稼働!(LCD表示付き!)


ついに気圧センサーユニットが18LF2550で稼働!!・・やっと、動いたか!って感じです!

今度はLCDを利用しながら、RS232Cでパソコンに通信して表示しています。
結局、秋月さんの参考ハード回路図と部品は殆ど同じですが、RS232Cコネクタを追加して、PICの使用ポートも変更いたしました。

えーと、芸の無い私は、パレットソフトさんの「気圧センサーSPC1000試食の12F683用ソフトウエア」をそっくり18LF2550用に移植しちゃいました。

元のソフトウエアを自分なりに理解するのに2日、12F683用から18LF2550 3.3V駆動用に移植するのに、3日もかかってしまいました。



パレットソフトさんのプログラムは、パット見理解しにくいと思われるかもしれませんが、読み解く程にその真価がビシビシと伝わってくるのです。

各ルーチンが実によく考え抜かれて標準化がなされており、一度出来上がったソフトウエアと云う財産を効率よく再利用できる様になっているのです。さすが、プロのソフト屋さんですね。

別の機種に移植してみると、その柔軟性が良く解ります。

この、ソフトウエアの管理の良し悪しが、ソフトウエアの開発会社には死活問題になる訳ですから、当然の事なのでしょうね・・


先に実験しておいた、後閑氏のLCD駆動ライブラリーのHI-TECH C18 MPU 版への変更ソフトが、とても相性がよく、一緒にコンパイルして簡単にLCD表示が出来てしまいました。

出来上がったソフトウエアを眺めてみれば、何の事は無い、殆ど100%パレットソフトさんのアプリケーションです。

やった事と云えば、PIC 18LF2550に合う様に元のソフトウエアのコンフィグ部分の変更やI/Oポートの割り付けの変更、ポートへの初期設定の追加、外部からの割り込み関連の名称の違いを修正、タイマー2へのクロック入力の分周値の変更等をしただけです。

もとのソフトのできばえが良いので、結果的に自分が2つのCPUを理解して、その差を埋めるだけで出来てしまった訳です。特に、気圧センサー専用の部分(press.c、press.h)には一切手を加えませんでした。随分時間が掛かりましたが、それは、2つとも触った事の無いPICだった事と、PICをC言語でプログラミングした事が無かったので勘弁して下さいね。

これで、RS232Cにデーター出力しながら、バックライト付きのLCDに現在の気圧と温度を表示できました。

下記に、その変更箇所のあるソースリストを掲載いたします。

なお、このプログラムは、パレットソフトさんの「気圧センサSCP1000(試 食)」で紹介されているソースリストをPIC 18LF25503.3V駆動用に私が書き換えたものと、後閑 哲也氏の
「改訂版 電子工作のための PIC18F 本格活用ガイド 後閑哲也 氏著 技術評論社」

のLCD用参考プログラムを、HI-TECH C Pro for PIC18 MCU (Liteモード)用に私が変更したものを使い、MPLAB IDE v8.50 上の統合環境で、HI-TECH C Pro for PIC18 MCU Family V9.63PL3 を 無償のLiteモードを使用し、アセンブル、コンパイルしました。
出来上がったHexファイルを、秋月電子通商のAKI-PICプログラマー Ver.4や、AKI-PIC2プログラマボード(PICkit2互換)でPIC18LF2550へ書込み動作チェックを行いました。
(May. the 14th 2010)


のLCD用参考プログラムを、
MPLAB IDE v8.88 の統合環境の元で、
HI-TECH C Pro PIC18MCU (Liteモード) v9.80用に変更し、 一部を修正して、コンパイルして、
MPLAB IDE v8.88 の統合環境から直接USB接続の秋月電子通商のPICkit2もどきのゼロプレッシャーソケットからPIC18LF2550へ書込みました。(Dec. the 3rd. 2012)


パレットソフトさんの「気圧センサSCP1000(試 食)」での参考ソフトウエアを使用しておりますが、
press.c、_AtrDef.h、version.h、device.h、press.h
は、変更箇所は有りませんので、パレットソフトさんの「気圧センサSCP1000(試 食)」のページからダウンロードして、
下記ソースリストと一緒にコンパイルして下さい。

main.c


device.c

lcdlib18.c

lcdlib18.h

本装置単体でLCDに現在の気圧と、気温を表示します。RS232Cを繋いでおく必要は有りません。

おっと、今度は日本国内の通販で入手可能なPICで同様なハードウエアを造らなきゃ!
(May. the 15th 2010)

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