PICで温度制御 その3


今回の回路図は、以前のものにICSP端子とリレー駆動LEDを追加しただけで、他の変更はありません。

TeCon01.jpg
 

PIC温度調節器2号
Pic-TEmperature Controler で、
P-TEC(ピーテック)2号?

仕様:(前回と一切変わりません。たぶん。。アセンブラーをC言語で書き換えただけのつもりです。)

モード切換えボタン、
設定値増加ボタン、
設定値減少ボタン、
設定値書込みボタン
の4ボタン。

温度表示部5.0度から51.1度3桁7Seg高輝度LED(オレンジ)。

AC100V-DC5V DCアダプタ(5V2.0A)の単一電源で動作!

リレー出力 AC250V5A、DC30V5A

モードは、電源投入時に通常運転モードになり、
初めて電源をいれたときは、
電源の投入の都度前回までに書き込まれたEEPROMに保存された設定値を読み込みます。
初回は上限値27.5度、下限値26.0度にセットしてあります。
この初期値でセンサーを指で暖めて、動作を確認できます。

通常運転モードでは、
現在の測定温度を表示し、約1.0秒毎に測定し直して表示し、
上限値を超えるとリレー出力をOFF、
下限値を下回るとリレー出力がONします。
他の3つのボタンはこのモードでは機能しません。

モードボタンを1回押すと、
現状の出力状態を保持したまま、
上限値設定モードになります。

現在の設定されている上限値を表示します。
増加ボタン、減少ボタンにて0.1度毎に設定値を変更します。
書き込みボタンを押さない場合は、電源を切ると、変更前の設定値に戻ります。
書き込みボタンを押した場合は、電源を切っても電源を再投入すると変更後の値に設定されます。

さらにモードボタンを1回押すと、
現状の出力状態を保持したまま、
下限値設定モードになります。

現在の設定されている下限値を表示します。
増加ボタン、減少ボタンにて0.1度毎に設定値を変更します。
書き込みボタンを押さない場合は、電源を切ると、変更前の設定値に戻ります。
書き込みボタンを押した場合は、電源を切っても電源を再投入すると変更後の値に設定されます。

さらにモードボタンを押すと、通常運転モードになります。
変更された設定値にて通常運転します。

設定値の変更モード中は、
リレーの出力は変化しません。

発熱部はリレー本体が27.0度位になる他は発熱いたしません。

センサーLM35DZ 30cmのケーブル付き。

基盤総重量:150g
基盤の大きさ:105mm×155mm

ケース無し

*ご注意!
本アプリケーションならびに、本ハードウエアを使用したことによって、
個人の財産等を破損しても当方は一切の責任を持ちません。

下記に、5種類のソースファイル
main.c、device.c、eeprom.c、device.h、eeprom.h を含むフォルダーを圧縮したファイルをリンクしておきます。なお、プロジェクトファイルは含まれておりません。
PIC16F873AThCont09.zip

MPLAB IDE v8.92 上と、MPLAB X 2.10 上で XC8 v1.31にてビルドして確かめてあります。

なお、MPLAB X IDE の場合に、
__EEPROM_DATA、EEPROM_READ、EEPROM_WRITE の行で「!」が表示されますが、ビルドで問題はありません。無視してください。

(Jun. the 2nd. 2014)
プログラム解説

(1)Timer0 にて、2.5msecインターバルタイマー割込を行い、7Seg-LEDをダイナミック点灯表示を行う。
(2)別途、Timer2 にて、10msecインターバルタイマー割込を行い、4個の押しボタンのチャタリング除去と、押した回数のカウント処理を行う。
(3)Timer2 の10msec割込を100回カウントして1secのタイミングを得て、A/D変換の間欠スタートトリガーにする。(Jun. the 2nd. 2014)

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